Gmail の代理アカウント

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Gmailが代理アカウント制度を導入–膨大なメールの処理を助手にやらせたい人には便利
http://jp.techcrunch.com/archives/20101214gmail-delegation/
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Gmail を仕事で使ってる人も多いと思います
で 仕事によっては 一日に100通以上ものメールが届く部署もあるでしょう
例えば 部署内の全員が読むことになってるメールがメーリングリストなどで設定されてると 直接自分には関係ないメールまでが入ってきます
件名だけで既読にできるものもあれば 開いて読んでみないと 関係あるかどうかが分からないものもあります
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そんな時 誰か代わりに読んでくれないかなぁ
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なんて思ったりしませんか?
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今回は Gmail で ソレ ができるようになったので 紹介します
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例)
とある事務所に Aさんと 事務員のBさんがいたとします
Aさんは外出したり 作業をしたりで忙しく メールを読むだけで午前中が終わってしまう・・・ と嘆いていました
一方Bさんは 電話がかかってこなければ 午前中はワリとヒマで 午後に届く郵便物や 客先から戻ったAさんからの伝票を受け取るまでは時間に余裕があります
Aさん「Bさん 僕のメール読んどいてよ・・・」
Bさん「アカウントパスワードさえ教えてもらえれば読みますよ」
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※ 今まではここで教えてもらうことで BさんがAさんのメールを読むことができました
ただし Aさんのメールを読んでる間 Bさん宛に届いたメールは読めません (ブラウザを2種類 ― IEFireFox みたいに ― 立ち上げれば一応できる)
それが今回の 「代理アカウント」 によって 同じブラウザで 同時に読むことが可能になりました
しかもパスワードは教えなくて済むのです
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以下手順
A) まずAさんが「設定」━「アカウントとインポート」━「アカウントへのアクセスを許可」から「別のアカウントを追加」をクリック
B) 小さなウィンドウが立ち上がり 入力欄に Bさんのメールアドレス を入力
C) 「送信しますか?」と聞かれるので「送信する」をクリック
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D) Bさんのメールに 「Aさんから Gmail アカウントへのアクセス権が付与されました。承認しますか?拒否しますか?」 という件名のが届く
E) 「認証する場合は、下記のリンクをクリック〜〜」 をクリックする
F) 次のページで「認証されました」が出るので Gmail に戻る
G) ※ このまま戻っても 今までと何も変わってないので 一度今まで開いてた Gmail を閉じる(ブラウザのタブだけでもいい)
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H) Bsan@gmail.com ▼ のように 右側にプルダウンメニュー(▼)が表示されてたら完了
I) 表示されてなければしばらく時間がかかるかも知れません (今まで開いてた Gmail が他のタブで開いてるとできない場合があるみたい)
J) プルダウンメニュー(▼)をクリックすると「Asan@gmail.com」が選択できるのでクリックすると 別のタブが開き Aさんのメールが読めるようになる
K) Bさんのメールも 今まで通り読めます
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手順は以上です
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私は手順(F)までは順調だったのですが (G)をやってなかったためか (▼)が出ませんでした
1時間近くおいてから 今まで開いてた Gmail を閉じてみて 初めて成功したので (G)と(I)を追加しました
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例ではAさんとBさんで書いてますが サブアカを持ち 一人で複数利用してる人は サブアカのほうからアクセス権を与えたほうがいいかもですね
まとめて読みたいほうに送るワケですから
どっちからでも読めるようにするならば 両方からやればいいと思います 試してないですが 多分そのはずです^^;
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Aさん「ただいま メールで急ぎの用件あった?」
Bさん「急ぎは CとDから見積もりの催促 EとFから請求書が届いてます」
Bさん「それから Gから詳しく話を聞きたいから連絡をいただきたいとのことですがこちらは私から電話して 来週の火曜日に都合をつけておきました」
Aさん「ありがとう いやぁメール読んでもらえるとスムーズに運ぶね 他には?」
Bさん「それから急ぎではないですが Hが時間のあるときにコピー機のカタログを持ってくると・・・」
Aさん「コピー機か 来週でいいな」
Bさん「それから・・・」
Aさん「なに?もったいぶってないでw」
Bさん「お、奥様からメールが・・・ ご自分でお読みください」
Aさん「なんで Gmail に・・・(ブツブツ」
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Aさん「これ、見ちゃった?」
Bさん「あ、はい・・・」
Aさん「いや違うんだ! いつもこんなことしてるワケでは!」
Bさん「いや ご夫婦でのことなので私にはなんとも・・・」
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以下、面倒なので省略しますが プライベートも見られる可能性があるので
身内からのメールなどは フィルタをかけて ラベルをつけた上で アーカイブする(または既読にする)
など準備しておかないと 読まれて困ることもあるのでご注意を